曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

還暦のお誕生日に。

昼休みに呼び出されて視聴覚に行くと、

サプライズで引退した3年生まで全員集まっていた。

「おめでとうございまーす!」とか言って拍手してくれるので、

還暦のお誕生日をこんなにお祝いしてもらえる人ってあんまりいないよなありがたいことだよなとしみじみする。

しかもそれだけじゃなく、ビデオレターを作ってるから見てくれと言う。

んで立ち上がった画面には、スケッチブック大の紙に思い思いの将来の夢を書いた部員たちが一人一人出てきては消えていく。音楽の流れる中、「〇〇先生(←私のこと)還暦おめでとうございます。」とか言ってくれてるのですよ。

そうして部員が一通り終わると、それで終わらず、なんと今春卒業したヤツらが、あちらの地方からこちらの地方からメッセージカードを持って笑顔でおめでとうを言ってくれるのですよ。

なんかすごいうれしかった。

それでも現役生の知ってるOGOBまでだろうと高をくくっていたんですけれどなんとね、

続くは続くは、

さかのぼるはさかのぼるは、

なんと結局東高で過ごしたこの10年間の卒業した演劇部員が、みんな笑顔で話しかけてきてくれたんですよ。

うれしいというか、もうびっくりして。

んでですね、さらに驚いたことにそれでも終わらず、なんと、画面は川之江高校演劇部のOGOBに切り替わっていったんですよ。

そんなバカなと思いながら観ていた。

もう二度と、二度と会うことはないだろうと思っていた面々、

今どこで何してるのか、どうしているのか、元気でいるのか(何人かは生きているのかさえ)わからなかったあの子たちが、画面の向こうで私に話しかけてくれる。(しかもその胸にそれぞれの将来の夢を抱いて!)

すごいうれしい。

そんなばかな。

そんなばかな。

すごいうれしい。

 

放課後職員室で、隣のO田先生にそのことを話すと、

「それは教員冥利に尽きますね。本当にあり得ないことです。聞いただけでちょっと泣けてきた。」

とか言ってホントにちょっと目がうるんでいた。

私ってなんだかんだ本当に恵まれてるんだな。

すごいびっくり。ホント幸せ。

みんな本当にありがとう!