曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ハッピーな人種、アンハッピーな私。

「美人」と「そうでない女性」がいたとしたら、
男としては敢えて「そうでない女性」の方を立てたいものだ。
それが理性と言うものだろう。
年齢で言えば「少しでも年上の女性」の方を立てたいものだ。
それが頭のよさと言うものだろう。
動物として当たり前の方に優しくするんじゃあ格好悪いと私は常々思うのだが、
でもやっぱり、人によってはこれは相当に難しいことらしい。

具体例。
印刷したばかりのプリントの束がきちんとそろっていない場合、
みなさんどうされてますか?
私は最初の赴任校で実習助手の先生からやり方を教えていただいたので、
それはそれは器用にバサーッツバサーッと整えることができるんです。
4、5年前のこと、
私が印刷室で黙々と200枚ほどのプリントをバサーッツバサーッとそろえていると、
若くて美しい養護教諭の先生に感心されてしまった。
自分としては見慣れた光景なんだけど、
初めて見れば壮観だったのかもしれません。
さてそれを見ていたとあるハッピーな30代男性教諭、
「えー!Y先生(養護教諭)って、紙そろえるのヘタなんですかー!?」
と嬉しそうに声を上げ、それからひっきりなしにY先生への質問攻撃。
この状況、話題にされるべきはどう見ても私の技術の方かと思うが、そんなことには全く興味が湧かなかったんだろう。
あまりにも本能に忠実なその言動に思わず笑ってしまった記憶がある。
「え?なんですか?」と怪訝そうな顔をしていたっけ。

多分「自分が他人をどう見るか」に気を取られて、
「自分が他人からどう見えるか」を気にしなくてすむ種類の人間なんだろう。
自意識が低いというか自己演出力に欠けるというか、
そう言えば演劇関係の人には少ないタイプだ。
語弊があるかもしれないが、体育会系の男性に多いような気がします。

いや、今日似たようなことがあったので思い出したんだ。
似たようなことって、
私、いろいろ嫌な目に遭ってるよな。