曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

無様に死んでくれるのか。

一つだけ残った1年生の授業では、
今「平家」の「木曾の最期」をやっていますよ。
今日やっと「巴御前」が「御田八郎師重」の「首ねじ切って捨て」ましたんで、
次からとうとう「今井四郎、木曾殿、主従二騎になってのたまひけるは」に入ります。

「いつもは何とも覚えぬ鎧が今日は重うなったるぞや。」
二人きりになった時初めて、
木曾義仲が乳母子の今井四郎兼平にだけ弱みを見せる、
このシーンはもうたまらないですね。
今日の授業が終わった後でさえ、
「木曾殿かっこよすぎだろー!」と女の子が騒いでいたけど、
もうそんなもんじゃないからね。
「兼平一人候ふとも、余の武者千騎とおぼしめせ。」
出来すぎですね、このシーンは。
何度授業をしても震える。

ただ一つの心配は、
私、春季全国に行くので、春季補習の最後の二日に出られない。
果たして木曾殿はそれまでにちゃんと死んでくれるのか。
I先生が引き受けてくださってるけど本音としてはなんとか自分の手で死なせたい。
あと3時間かー。
難しいかなー。