曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

四国大会後の一連の闘いに一段落。

終わった。
長かった。
長くて楽しい闘いだった。
明日を一日休んで、
来週からは全国大会出場作品「さよなら小宮くん」の練習に入る。
 
今日の反省会、
一人一人の言葉に驚かされた。
四国大会が終わってこれまでに学んだことなど順に話していったのだが、
キャストが得たものももちろん多かったし大きかったのだ。
しかし私が最も驚いたのは、
あそこまで私の手を離れて自分たちだけで活動していたスタッフたちが、
「小道具や大道具が一つ一つ揃っていくのが嬉しかった。(一覧表を作っていたらしい。)」
「音響を探してくるのが大変だけどぴったりなものが見つかった時は嬉しかった。(今日の芝居だけで22曲も探さなければならなかったのだ。)」
「家で演劇部のために作業できるのがうれしかった。(パソコン作業はじめ手作りの小道具が多かった。)」
とそれぞれの言葉で訥々と語ったことだ。
また音響は、
「今までは先生に言われた通りのボリュームで台本と機械をにらんで操作していたけれど、
音響がここまで芝居全体に影響するのを知ったから、
今日は芝居を見ながら微妙な音量を調整した、
このことを後輩にも伝えていきたい。」
と言ったのだ。
私自身がそうしてほしいと願っていながらキャストの練習にかまけて伝えて来なかったというのに。
1年生もそれぞれに自分の言葉で感想を話していた。
先に芝居を終えたチームも仲間の芝居に心からの賛辞を送っていた。
 
力のある集団になりつつあると思う。
それぞれがそれぞれの努力を惜しむまいと願っている。
だから私も私にできることをやっていく。
この力を注ぎ込む先を、その方向を、彼らに示していく。
そんなふうなやり方で愛する者の役に立てるというのはもしかしたらものすごく幸せなことなんじゃないだろうか。