2006-11-26から1日間の記事一覧
ワープロ検定の監督に行って帰って来ました。 寒かった。 書庫のメニューを増やしてもらって大喜びですが、 すでに掲載した記事のメニューを変更することはできないので、 「昔の文章」に該当する記事のみ、もう一度投稿し直しました。 (二重になってしまい…
「いったい感想文の書き方って、小学校で教えてないんでしょうか?」 夏休み明け、ある先生からこう尋ねられた。自分のクラスの読書感想文を読んで、あまりの幼稚さにショックを受けたらしい。読書感想文なんて「読書して感想を書けばいい」のだから教える必…
実は私、この言葉が嫌いで、誰かが誰かをこんな調子で励ましているのを聞くと(漫画とか、新聞のヤング・カウンセリングとか)、おいおい、いいのかい自分なんか信じちゃっても、とか思う。 しかし読書感想文を書くときは、これは別です。読んでいて思うんで…
読書感想文というと思い出す作品がある。高校時代、後輩が書いたもので、リルケの詩集の感想文だった。県で入選か何かをしたのだろう、学校新聞に全文が掲載されたために読んだのだ。妹の友人の書いたそれは、「詩の感想文」というよりは、まるでそれ自体が…
世の中で一番大切なものは何であろうか。 ある日友人とそういう話をすることがあって、私は思い切って『震える心』であると言おうとしたが、友人が先に答えた。それは『揺れる魂』であると。 読書感想文とは、その『揺れる魂』がいかに震えたかの記録であろ…
『ホット・チョコレート』を書いたのは、全国大会のちょうど一年前のことだ。あの頃私は、一人で脚本を書き上げたこともなく、進むべき道も見えず、演劇から手を引くべきか本気で迷っていた。そんな中途半端な気持ちが、生徒にも伝わってしまったのだろう。…
一年近く上演してきたこの『ホット・チョコレート』も、今日が最後の上演となります。まさか国立劇場で有終の美を飾ることができようとは、夢にも思っていませんでした。 四国大会で最優秀賞をいただいた時とは、まるっきりメンバーが違います。年度が変わっ…
「来年こそは県大会するりと抜けて全国だぜィ!」 昨年度の『門』にそう書いたMが、春になったとたん、急に転校してしまった。県大会を抜けることさえできなかったあの時、翌年四国で優勝して全国なんて、夢のまた夢だった。それでもためらうことなく「全国…
― 失うことを恐れてはいけない。 失うものは、もとから自分のものではなかったのである。 ― 去る十二月の四国大会で、私たちは最優秀賞「文部大臣奨励賞」を受賞して、全国大会への出場を決めた。私にとっては川之江高校へ来て以来の悲願だった。二年間、観…