曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

私によく似た人々。

あけましておめでとうございます。
実家に帰省してきました。

さて、風邪を引いて帰ったら、
妹も風邪を引いていて、
母が一人でおせちと格闘してバテていた。
体力のない家系である。
謹んで手伝わせていただきました。

男の方はどうかというと、
兄が起業していて驚いた。
親族一同みなこれ教員という中にあって変り種である。
父が三冊目の本を自費出版していてこれにも驚いた。
胃癌の手術をしてあんなにやせてるのに。
父も兄も大男である。
父は彫が深くなって「リア王」が出来そうな風体になっていた。

たった二日だか一緒にいるだけなのに、
何度か兄とぶつかりそうになる。
私ほどよく腹を立てる人間もあまりいないと思っていたが、
今回わかった。
うちの家系の者はみな腹を立てやすいみたいである。

妹は小学校の先生だが、
音楽専科の免許も持っている。
そんな関係で町の音楽会のピアノ伴奏などやるらしい。
高校の頃は私の方がうまいと思っていたものだが。
「こわいでしょう、伴奏なんて。」
「もうこわいこわい、間違えないのが精一杯。2月にもっかい音楽会があるから今練習中。」
「そんなにこわいのに、なんで引き受けるの?」
「それはー、できるからなんだな私にはー。」
私ほど時に自信過剰になる女もいないと思っていたのだが、
本当によくわかった。
うちの家系の者はみな自信過剰です。

それにしても母は完璧だった。
家がきれいだ。
昔からそうだったけど、水まわりとかコンロまわりとかいつもきれい。
食事も常においしく手作り。
父は幸せ者である。
こういうところが似るといいのに。