曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ポジティブに行きます!

兄は今までの人生で「いっぱいいっぱい」になったことがほぼないんだそうだ。
去年それを聞いた時には心底びっくりした。(私365日中300日くらい「いっぱいいっぱい」ですね?)
「おまえそんなびっくりするけど、お母さんも多分そうだと思うぞ。」
で別の機会に兄が母に尋ねたところ、
「『いっぱいいっぱい』? ならんね。」
との回答。
心底びっくりした。
 
今年は母がポジティブだという話になった。
ひとしきり兄と笑って、
さて兄が笑いの残っている声で私に言った、
「でもおまえだって(兄は東京在住なので標準語)まさかネガティブなわけじゃないでしょ?」
「・・・。」
答えられなかった。
「・・・まさか。」
「・・・。」
「まさか、おまえって、ネガティブ・・・?」
それで答えた。
「どちらかと言えば。というか。まあ。はい。そうです。」
「おまえは、おまえは、」
兄は息を飲んで言った。
「おまえは、お父さんに似てたんだ・・・。家族で一人だけ・・・。」
 
ああそうだろうな、と思った。
そう思うのは初めてだったけど驚かなかった。
父は人づきあいが得意でなかった。
父は外から見えることを嫌って1階のカーテンを開けさせなかった。
おんなじだもんな。
そうして父は妹を溺愛していたけれど私のことをどう考えても好いていなかった。書いていて悲しいけど。
 
「オレはまんまお母さんとそっくりだけどね!」
と兄は言った。
さて本当のところ、
妹はどちらなのであろうか。
「私はお母さんとお父さんのいいとこだけを取って生まれてきたの!」
 
なるほど。
勉強になります。