モンステラが伸びすぎたので、
けっこう完膚なきまでに切り戻したところ、
あとから伸びて来た葉がみんな、
まるでモンステラであった前世を忘れている。
モンステラの葉はご存じのとおり普通は特徴的に(モンスターのように)けばけばと裂けていて、
それはジャングルで下の葉に陽光を届けるためだとか、
熱帯の強い雨にその大きな葉を破られないためだとか聞くが、
そう言えば温帯愛媛の窓際のひだまりの中で、
そのような特徴は無駄かもしれません。
が、それにしても、
裂け目はどうした。
写真でおわかりのように裂け目は主に一つきり、
またはまったくなくて、
それはまるで平穏に芋の葉のようにてんと窓際に鎮座しているのであった。