先日とある人物からあまりに陰湿な攻撃を受けていたことがわかったため(演劇部のことで)、
「ちょっとけんかしてきます。」
と隣席のA子先生に言い置いて目的地まですたすた歩いて行きかけたのだが、
息が苦しいような気がして引き返した。
そして「気がして」いただけかと思っていたのがどんどん弱って来て更衣室まで辿り着いて横になり、
これはマズイ、と心底思った。
怒るとはこんなにも体力を使うことなのか。
死んでしまいそうだった。
これまでの人生、
怒らねばならぬ場面で何度もヘコヘコと相手に合わせてしまった苦い思い出もあるわけだが、
それはそれでよかったのかもしれない。
それで私は「もう二度と怒らない」ことにしたのである。
あ、少々は怒りますよ?
ただ命を縮めるほど心の底から腹を立てることをもう二度とすまいと思ったのですね。
でその人に腹を立てるのもやめている。