曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ミヤモト・スピリット

英語なんて今では喋ろうとも思わないが、
中学高校と、国語よりも得意なのが英語だった。
今でも言語の語順や文法にはかなり興味がある。
しかし、なんで私は英語が得意だったんだろう。
と言うのも、私は家庭学習時間ゼロの生徒だったからだ。

国語は日常使っているので勉強しなくてもなんとかなったんだろう。
しかし日常触れることのない「英語」を家庭学習時間ゼロで得意になったんじゃ天才じゃないか、
と考えていて、思い当たった。
私、勉強していました。
中学1年生のとき。
初めて英語を教えてくれた「ミヤモト先生」が怖くて。

その日習った英単語を、
次の日の小テストで書けなかったら怒られた。
いつもきちんと覚えてくる「ユカちゃん」だけが褒められて、
小学校の間叱られたことなどなかった私のことを、
遠慮会釈なくガンガン怒鳴りつけた。
担任の先生に「つらくてたまりません」と泣きついたこともあった気がする。(いけすかない生徒である。)
あれだな。
あれで、「英単語は覚えなくちゃいけないんだ」という当たり前のことがわかったんだな。

「ミヤモト先生」、あなたは本当に素晴らしい教師だった。
私は叱りにくい生徒だったと思う。
そんな私をあなたは敢えて叱った、んじゃなくて、ただ単に他の生徒にするのと同じように腹を立てて怒っていた。
しかも中1のときのクラスって、ほとんどの生徒が大学進学を目指してはいないメンバーだったのにかかわらず、「ミヤモト先生」は飽くなきエネルギーでもってクラス全員を1年間叱り続けてくださったのである。
翻って今の私はどうだ。
本当に生徒を叱れているかというと、絶対にそうじゃないな。
よし、これからはミヤモト・スピリットだ。
それと同時に「英単語を覚える努力」を怠るまいよ。