曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

今日はぐっすり眠れ。

3年の「センター組」が出発して、なんとも気の抜けた学校。
行った。行った。
もうなんとか頑張って、と祈るしかない。

昨日、
国立理系クラスの最後のマーク演習中、
開いていた窓を閉めようと手を伸ばしたのだが、本棚が邪魔で届かない、
男子委員長がそれに気づいて、鉛筆を手にしたまま手伝ってくれたその時、
なんとその鉛筆が、3階の窓の外に「行って」しまったのだった。
「あ。」
二人で顔を見合わせた。

シャーペンじゃない。鉛筆。
センター試験のために揃えて、
使い慣れるために授業中も使っているものだ。
そんな大切なものを、
今日というこんな受験直前の日に窓の下まで「行かせて」しまったのだった。

委員長は自分で取りますと言ったのだが、
ここは3F、この場合、
生徒を「犬走り」まで下ろすわけにはどうしてもいかない。
いかようにしても私が下りるべきであるが、
本校の犬走りは恐ろしく下の方にある。
私は10年ほど前に一度掃除しようと下りてから、
上れなくなって泣いて(比喩ではなく)しまったくらいである。

そんなこんなで結局授業後、担任のM先生(男性)に頼んだ。
M先生は委員長に、
「ええか、これは、地獄の底から這い上がってきた鉛筆じゃ。大事にせえよ。」
と言って渡したそうだ。
委員長は、
「この鉛筆で受けます。」
と言ったらしい。

委員長も。
誰も誰も。
どうか力を出し切って来てな。