曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

晩ごはんおいしい。

食べ物の話ばかりで恐縮だが、
帰って来てから何を食べてもウマイ!

病院のレストランが高くてまずかったのだ。
それに病院周囲にも家庭料理を食べさせる店がなかったのだ。
私は一人で店に入るのも厭わない人間なんだが、
ファミレスに入ろうにも「パスタフェア」とかいう旗がはためいていてはゲンナリしてしまうではないか。
だって「フツーの食事」がしたいんだもの。
そんなわけで、
行って数日は病院売店の「コロッケパン」とかが夕食だった。
このアタクシがコロッケパン!
コロッケパンなんて食べたことなかったよ!

料理なんて嫌いなのに、
ビジネスホテルからウィークリーアパートに宿替えして炊飯器を見つけた時は、
だから心底ほっとしたものだ。
けれども「フツーの食事」への道のりは遠い。
ゴハンを炊くのに計量カップがなく、
出汁を取ろうにもコンブも鰹節もなく、
肉を焼こうにもサラダ油がない。
すべてを一から買って始める。
5日ほどして私は「貸し自転車」を借りることを覚えたけれど、
それでもスーパーは遠かった。
町は車で移動するべく作られていたのだ。
おまけに私は「遠出」がキライ。
そして気分はどん底なのです。
どうして毎晩いそいそと自分の夕食の買い物なんかに行くだろうかいや行かんわい。

そんなこんなで栃木でのこの半月、
「今日食べた中で一番栄養があったのは朝のみそ汁」な日が多かった。
からだもひもじく思っていたんだろう、
なんだかがっつり食べたがってる。
何もかもそろっている自宅の台所でさっと料理をしておいしいものが食べられるって本当にありがたいことだ。