曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

この人生。

最近指輪をしておけばよかったかなと思うことが時々ある。
もちろんまだ持っているけど、
ダンナ健在の時からしていなかったものを明日からつけていくというのもちょっと難しい。
今のショクバの人が私の家族構成をどう思っているかというと、
もともと独身または死別もしくは生別、とにかく一人暮らしであると思われていることはほぼ間違いない。
体調を崩している私への同情のしかたがそんな感じなのである。
もともとかなり「家庭的」に見えないらしいのだが、
さすがにダンナと暮らしているときは聞かれなかった、
「ちゃんと食べているんですか」という言葉を本当によく聞くようになった。
結婚する前もよくされたこの質問は、
「あんたは家事をする女なのかどうか」というメッセージを感じるから私としてはずっと不快でした。
まあこんなにやつれてしまったらそう聞かれるのもしかたないのかもしれない。
(実はすごく食べています。)
そしてダンナが死んでしまったことを誰も知らない土地に転勤したいと思ったのも私だからそれもしかたないのかもしれない。
(実はこの年で黙っていたら家庭があるものと思われるだろうと思っていました。ああ誤算だわ。)
でもこの人生はこれまでの人生の中で私が選び取って来た人生の姿で、
指輪はしてないけど体調はよくないけど私は今とても幸せだと思っているんですよ。