曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

似ててもな。

帰省中、
実家で妹が魚を捌いてくれた。
正月は毎年大きなハマチを刺身にしたり焼いたりして過ごすので。
 
「〇〇さん(私のこと)は下ろせないのー?」
「私は魚は切り身で買います。」
「ふうん、いるんだそんな人ー。」
 
海辺の町に嫁ぎ、
小学校のセンセイをやりながら二人の血のつながらない息子を育て上げて義父母と同居している、
この妹は正月に私を病院に連れて行き、
帰りはなんと松山まで乗せて帰ってくれた。
その際母をも松山のデパートに連れて行って帰って来た。
いつの間にこんなに人間力に差がついたかな。
 
年末は横浜までフクヤマのコンサートに行って来たのだそうだ。
「子どもも手を離れたしねー、これからはコンサートとか行って来たらって△△(彼女のダンナさん)も言うしねー。」
だからと言ってもともと子どものいない私がじゃあ横浜までコンサートに行けるかというともちろんそんな馬力はない。
双子みたいと言われ今も顔そっくりな姉妹であるが、
埋蔵エネルギーの量ははっきり違っていたようである。
 
「ところでフクヤマどうだった?」
「・・・苦しい・・・。」
何が苦しいのかと言うと、
恋煩いで胸が苦しいのだそうだ。
そんなとこは似ているのかもしれない。
似ててもな。