曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

一週間前に考えること。

今日の通しはよくない。

高校演劇を始めてかれこれ12年が過ぎた。
たまたま全国大会の手伝いに借り出されて「俺たちの甲子園」を観たその秋、
生徒にせがまれて地区大会というものに出場した。
絶賛されて県大会に行き、
そこでも絶賛されて四国大会に出ることになった。
今思うとそれがちょうど香川県での大会である。
四国は四県しかないから、四年にいっぺん同じ県で開催されるのだ。

参加報告書を県に提出しなければならないことなどもちろん知らず、
後からずいぶん叱られたが、
だいたいその前に「照明打ち合わせ会」の何たるかを知らなかった。
学校が四国大会の前にあらかじめ県外に派遣してくれるはずはないと勝手に思い込んで、
なんと照明打ち合わせ会には行かなかった。と思う。
リハのためにホール入りするとすぐ、照明をどうするのか聞かれた。当たり前だ。
「後ろに月を出してほしいです。」
とか答えた。
恐ろしい。
あまり思い出したくないので普段は忘れている。

あの頃は、うまい子がよい台本を上演すればよい芝居ができるのだと思っていた。
それが間違いであることを、
さまざまな人が繰り返し繰り返し生涯消えない悔しさとともに私に教え続けてくれた。

さてこれからどうするか。