時を戻せるならあの日に帰ってやり直したい、
ということをほとんど考えない人間ですが1日だけある。
それはちょうど10年前の運動会だ。
熱中症で倒れたあと何時間も何時間も我慢して炎天下のテントにいた。(なんという愚かな!)
それから後遺症に今まだずっと苦しんでいる。
あの寒がりだった自分、
1年のうち8か月ほどタートルネックを着ていた、
しかし今では2月でさえ絶対にそんなものを着ることはできない。
暖房で倒れそうになるからだ。
夏の日はどこにも出かけることができない。
2時間連続で授業することもできない。
冬であっても暑くて頭が痛くてだるくて死んでしまいそうになるからだ。
時を戻せるなら事務室で倒れ込んだ時点で病院に連れて行ってもらう。
翌々日に意識を失ったところで入院させてもらう。
あの年ー2014年のブログを読み返すと壮絶な悪意の中にいた記憶がまざまざと蘇る。
自分の虚弱体質をかんがみればもっともっとずっと楽をしなければならなかったのに、
そうすることを無言で拒んだ環境があった。
無理をしなければならないと思い込んでいた。
今思えばあの運動会の熱中症はそれらの象徴的な出来事だった。
今私の心があの頃から遠く立ち直っているように、
私の体もいつかきっと立ち直るかしら。
今私が弱音を吐いてばかりで楽をしたがっていると感じる人は多いのかもしれないが、
私の体の問題は周囲にはわからない。
誰に何を言われても私は今度こそ自分の体と心を守るつもりだ。