曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

勇者の願い。

しばらく見ない間に下級生の演技がこなれてきていて、
四国大会までとは違った場面がかえって魅力的になっていたりして驚く。
成長しているんだな。
高校生ってとんでもない。
そりゃそうだ、
頼りにしていた3年生はこの舞台で今度こそ引退、
もうひと月もしないうちにこの2年生が3年生になるのだ。
2年生から3年生になる頃、高校生は男も女も美しくなる、
今までもそう感じることは多かったが、
この子たちにもそんな時期が来たんだな。
もちろん3年生の柔軟さには舌を巻くばかりだ。
いい集団になったと思った頃に解体する。
そう思えるのが幸せということだろう。

さて部活がなくても忙しくてたまらない。
そんな中を成績会議が早く終わったところで部活に行く。
見る予定ではなかった通し稽古を見てダメ出しする。
職員室に帰ってまた仕事。
逃げようとする一瞬一瞬をただ前を向いて進む。
小さなことの繰り返し、
小さな勇気の積み重ねだけが私を救う。
私は平安を求めているだけだ。
なんとそれには闘う勇気が必要なのだ。