曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ただいまデース!

今しがた帰って来ました。
貸し切りバスは好きだけど三重から愛媛はさすがに遠かった。
くたびれました。
結果は優良賞(参加賞)でした。
応援本当にありがとうございました。

初日一番目には役不足で、
上演は全くいいところなく終わってしまいました。
褒めてくださる方もいらっしゃってそれはありがたかったけれど、
何より自分自身が観ていて全く感動しなかったし、
役者は豆粒みたいに小さくて、
一階席で観ているのになんでこんなに遠いんだろうとしきりにそればかりが思われました。
これが自分たちの実力でした。

生徒には初日の夕食の席で「よくやった。自分たちには過ぎた大会だった。後は勉強して帰りましょう。」と言い、
その言葉通り2校目からの芝居をすべて観劇して、
講評時には無視と無理解を覚悟して臨み、
予想通りの出来事を全員静かに受け止めました。
さばさばとしてホテルに帰ったつもりでしたが、
審査員の三林氏の「勝った学校もそうでない学校もみんなよくやったのだから胸を張って帰りましょう。」というような言葉を思い出して、
「あんなふうに言うけどそうじゃないよね、プロの審査員のこの大会での役割は、芝居をやるべきではない人たちがいかに芝居をやるべきでないかを知らせることなんだものね。」と越智に言おうとしたときに少し声が震えました。

毎日毎日辛うじて残った力をなんとか振り絞って努力してきました。
こんなふうに帰って来ると知っていたらこれほど努力できただろうか。
人間未来がわからないからやっていけるんだよねとも話しました。

北海道のおでん屋さんのところのお芝居は、
最優秀を取ったのですが、
本当にしみじみとしたよいお芝居でした。
静かで地味目のお芝居だったので、
終わったときここまで感動している自分に驚きました。そんなお芝居でした。
自暴自棄になって自分たちの後のお芝居を観ずにふて寝する、
というようなことをしなくて本当によかったと思います。
そうしてもおかしくないほど心は荒んでいたし私はそのくらいのことは平気でやってしまう人間ですから。
でも終わってみれば、
すべての学校の芝居を観ることができて私も生徒も本当によかったと思います。
他にも素晴らしいお芝居がたくさんありました。
さて無事帰ってまいりましたと今日はとり急ぎご報告まで。