曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

宮仕えの身でありながら!

桜の盛りに全国の打ち合わせに行った。
その日は温かくて会場前の噴水の近くに腰を下ろして打ち合わせまでの時間を生徒たちと過ごしていた。
そこへ畑澤聖悟先生がケータイで何か話しながら現れた。
挨拶させていただいた後、
「やっぱり先生大きいですよね。」
「いやいや先生の『おともの人』と同じくらいですよ。『おともの人』は今日はいないんですか?」
「『おともの人』は今日はいません。」
「でも呼べばすぐ現れるんでしょう?」
越智のことを言っているのである。
それはそうと、
畑澤先生は青森中央高校から弘前中央高校に転勤されて3年、
この春また青森中央高校に転勤された。
県立高校の人事でそんなことってあるだろうか。
まさに掟破りである。
だけどそりゃそうだろう。
先生は弘前中央高校に転勤されて2年間も青森中央高校に脚本を提供されそれを全国で優勝させ入賞させた。
そして最後の年は自らの手で青森中央高校を破って弘前中央高校として全国出場権を獲得された。
先生が青森中央に帰りたいならば、
高校が、県が、なんとかせずにいられない存在に、なってしまっているのだ。
「宮仕え」の身で「宮」の方を動かしたのだ。
3年前、
転勤されて演劇部顧問からも外れたのだと噂で聞いたとき、
このブログでそのことに腹を立てたものだ。
それからの3年間をここまで見事に進んで来ることがいったい誰にできただろう。誰ができるなんて思えたろう。
他人ながら胸のすく話ではないか。
(ただ私緊張するので畑澤先生と話をするのは少し苦手かもしれません。)