曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

国語教師。

とにかく授業数が多くて、
待ったなしで始まる授業に対応するべく現代文の、
古文の、漢文の、教科書を読んで教材研究をする。
体はぐったりと疲れているのに、
その教材の、
たとえばほんの一部分に、
たとえそれが評論であっても、
筆者のその感情に共感して涙ぐんでしまうような表現もあって、
そうか、こういうことなんだな、
私がこの職業を選んでいる大もとというのはこういうことだものなと思う。
体験や感情や世の中のとらえ方をうまく文章に乗せてあると嬉しい。
それが熱い思いであればこみ上げるものがある。
授業なんて好きじゃない。
だけど好きかもしれないと思う。
ほんの少しの幸せにすがって生きていく。
その幸せがあるかないかがその仕事を続けられるかどうかということだ。少なくとも私にとって。