曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

千羽鶴。

数日前から部員が何か私に隠し事をしているなと感じていたら、
昨日帰りに千羽鶴をもらった。
半年ほど前から少しずつ折っては私が来るたびに隠していたのらしい。
この数日は最後の仕上げに糸を通していたんだな。
私が3Fに近づくたびに部長Rがわざとらしく私を呼び止めて話を始めるのでおかしいとは思っていたが、
昨日はRが降りて来るのが間に合わなかったようで、
「K! K! どこおるん!」とヤンキーを呼ぶ、
「もう降りとるって!」とヤンキーは返事して、
何かくちゃくちゃやりながら私に話しかけてくるので私、
「あんた何食べてんの!」
「ガムです。」
「何!?」
「ウソですよ。そんなわけないじゃないですか。」
息を吸ってヤンキーを叱りつけようとしたらその間に準備が整ったらしくて千羽鶴をもらった次第である。
ヤンキーはこういう役割に向いている。
千羽鶴は小さくてきちんと整っていて何かサラサラとしていた。