曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

応援してるぜ!

土曜日は一日中越智くんが部員相手に戯曲講座を開いてくれていたので、
私は一日中職員室で仕事ができた。
休憩に行ったらエチュードの優勝作品を披露してくれて、
それがめちゃくちゃ面白かった。
 
1年女子3人のチーム。
「AはBに気づかれないようにCに何かしたいが、できない」というお題の与え方からしてもう面白いのだが、
彼女らの考えた設定は、
「Aは新幹線の車内販売でBに気づかれないようにCからビールを買いたい、ができない」。
あの手この手で相手の注意をそらしながら小声で「ビール!」と注文しようとするF子。
その真剣さが何度思い返してもこずるくておかしい。
 
いつだったか、
「F子、子ども嫌いでしょう。」と言ったことがある。
「なんでそんなこと言うんですか?」
「あれ違った?そんな気がしたから。高校の頃私も嫌いだったし。」
「いや嫌いですけど、それ気づかれないようにしてたつもりだったから。」と笑っていた。
またいつだったか、
「愛だの恋だのバッカじゃないのって思うんですよね!」と言ったのがおかしくて越智くんに言ったら、
そのまんまコンクールの芝居のセリフになっていた。
 
今回のエチュードでの彼女らの役柄は、
出張帰りにビールが飲みたいおっさんたち。
つまり自己認識が「おっさん」。
本当に面白い。
 
君たちを見ているとわくわくする。
「女子」じゃないところで世界に勝負を挑むんだ。
(いや女子で勝負しても全然かまわないんだけどね。)
勝負に勝てよ。
応援している。