曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

今年は倒れない。

「S川が食べ物を恵んでくれるよ。」
思い出しておかしくなって、
越智くんにそう話した。
そしたら思わぬ即答が来た。
「元気になってほしいんですよ。俺もよくあなたに食わそうとするでしょう。あれの拙いバージョンというか。」
「え、でも、モンブラン食べて元気になるかな?」
「なるんでしょう。あいつは。」

私のことを虫唾が走るほど嫌いな人がいて、
(これは残念ながら本当のことです。この半年以上ずっと苦しんで来ました。)
でもこうやって大事に思ってくれる人が何人もいる。
トータルで見るととてもとても「恵まれて」いるよなーと思います。

部員たちは、
男子も女子もかなり私を大事にしてくれます。
重い物は持たなくていいし働かなくていいし、
それどころか椅子を用意して座らせてくれたりする。
また目の前で倒れられてはいけないと思っているのかもしれない。

あの日、
初めての校外公演の3日前、
練習を見てやるつもりで視聴覚に行ったけれど見ている途中で無理だと気づいた。
今後の指示を出して、
そう言えばS川に職員室まで連れて帰ってくれと頼んだところで倒れたんだった。
S川にしてみたら菓子パンもくれようということになるのかもしれない。

春になって、
新入部員がいろいろ私を頼って来るのでかえって軽く驚いたりする。
上級生は私の手を煩わさないよう本当に気を遣っていたんだなあ。
そのうち新入部員も「大人は頼るものじゃなくていたわるもの」くらいに思い始めるんだろうか。

この夏を乗り切る。
これが目下の切なる目標です。
人並みの大人になりますよ~。