曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ブログと映画と。

先日職員室に来た3年生Sバタに、
「先生ブログ更新してくださいよー。」と言われた。
ああそう言えばずっと書いてない。
書いてないけど毎日高校生の中にいるので身の周りではかわいらしいエピソードがたくさん起きている。
先日の中予大会でも、
彼らはたった3日間(リハの日入れて4日間)でセリフを覚えて止まらずあれだけの上演をしたその後、
「無事上演できて今はアンドー感でいっぱいです。」
とAンドーが言ったのをはじめおもしろいことがたくさんありました。

じゃあなんで書かないのかというと、
川之江高校時代ブログを書いていた夜のその時間に、
今は映画のDVDを観ているからなんじゃないだろうか。
仕事もあるのでどっちもはムリだし、
映画を観るのは精神衛生上すごくいいんですよね。
なんか自分のことぐるぐる考えない時間があるのって必要だなって気がするんですよ。ホント今立ち止まって考えると。

最近のヒットは『モロッコ』。
1930年の映画らしい。
マレーネ・ディートリッヒは『検察側の証人』で見たことあったけどゲーリー・クーパーは名前しか知らなかった。
そして今回初めて見てなんでそんなに名前が有名かわかった。
87年も前の人間とは到底思われないんですよ。
10年前の若者でももっと古くさいんじゃないでしょうかね。
圧倒的に「現代的」です。その佇まい。
「女なら誰でも惚れる」っていう設定が嘘にならないんですから。

それからこの映画、俳優も構成も何から何までよかったけど、やはり記憶に残るのは気の利いた会話です。
「モロッコに雪が降ったらしい。」というあの婚約パーティーのくだりの会話に至っては、
87年前にこんなクールなことやってたんならみんなその後なんだかいろんなこと別にしなくてよかったんじゃないかしらってちょっと本気で思ったくらいでした。

で、ラストを観たところで思い出した。
ああこのラストシーン有名だし。聞いたことあったし。
でも観るまでそのこと忘れていられてリアルタイムでものすごく感動できたのでホントにとっても幸せでした。