曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

怒りの沸点。

私の怒りの沸点はかなり低い方だと思う。
いろんなことにすぐカチンとくるし、
もちろん大人だから99パーセントは抑えるが、
相手の思ってもみないところで感情を顕わにすることがある。
見た目温和で気弱そうだし実際普段かなり温厚なので、相手は相当に驚く。
たまに「大げんか」の後かえって仲良くなったりもする。(私は番長か。)

先日、越智がエチュードをしてくれた。
お題は、「助監Mと部長が仲違いする」、というもの。
登場人物は、「調理クラブのメンバー」という設定。部長は「部長」役。

M、けんかをしかける。
部長、怒らない。
M、けんかをしかけるしかける。
部長、怒らない怒らない。
M、うまい。
しかしこの部長、怒りの沸点がもんのすごく高いのだ。
本当に温和な人物というのはここまで怒らないものなんだなー、
だから信頼されるのかー、
とか、人生の勉強には大いになるのだが、
しかし部長が怒らなければ、お題はクリアーできないぞ。

M、決定的な一言を言って帰ろうとする、
部長、まだ怒らない、
M、去る、まさにはける、このまま帰してしまうのか、と観念したそのとき、
「M!」
と部長は呼んだ。
私はドキンとした。
「〇〇ちゃんに謝ってや!」

〇〇ちゃんと言うのは、音響M。
二人の板ばさみになって先ほど涙ぐんでいた。
ああそうか。
自分のことでは怒らないんだな。
とうとう怒ってしまうのは、他の誰かが傷ついた時なんだ。

んで、泣いてしまった。
私、涙の沸点も低いので。
あ、でも笑いの沸点はすごく高いです。

イヤなヤツだなあ。