曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

サンポート上演直前の楽屋。

「先生、私、夢を見たんです。」と、N。
「イヤな夢なら聞きたくないよ。」と、私。
「じゃ、いいです。」
「なんだよ、気になるじゃない。」
「今日の私の芝居がヘタで、先生に叱られる夢だったんです。」
「N、わざわざそれ言いに朝一番にうちの部屋来たんですよ。もー。」と、Aが合いの手を入れる。
「うちはNさんが来てくれんかったらあのままずっと寝よりました。よかったです。」と、Rも証言。
「それ、全然、現実やん。」と、横から越智。
「でも・・・。」
「いっつも怒られとるやん。それ『夢』じゃなくて『記憶』とかじゃないの?」と、越智。
「あー、『夢』じゃなくて『思い出』とかね、そんな感じだね。」と、私。
「そうでしょうか・・・。」と、心配そうなN。
そんなNも、本番はきっちり仕事して帰って来ました。

それにしても、私は普段、ムッとする量の数分の一くらいしか怒ってないんだけれども。