曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

千の風になって。

先日、遅ればせながらスーパーで聴いた。
タイトルと内容を新聞で目にしたことがあったので、
歌い出しでその曲とわかった。
ああ、これは、それは流行るだろう、と思いながら聴いていた。

歌っている秋川雅史氏は、なんと本県小松高校の出身である。
小松高校は今年創立100周年を迎えるらしい。
周年事業の準備というものは、数年前から取り掛かるものであるが、
なんと、小松高校は、数年前の段階で、
卒業生にクラシックをやっている人がいるらしいくらいの認識だったろうと思うのだが、
秋川氏に歌っていただく約束を取り付けていたらしいのである。
なんとなんと。

頼んだのは誰だ?
素晴らしすぎる。
昨年ブレイクして、紅白にまで出たそうじゃないですか。
「本当にうちに来てくれるんですか?」と再打診したそうです。
「行きます。」とのことだそうです。
川之江高校は再来年が100周年だ。
打診はちょうど今この時期。
誰かすごい先見の明ですごい人を呼んでほしいものです。

「私のお墓の前で泣かないでください。」
スーパーで聞きながら、
これは、死者の言葉だから、誰でもが口にしていい言葉ではないんじゃないかと思った。
クラシックのあの声だから歌うことを許されるような、
あたたかいテノールだが、
普通の歌手と違って人格が出ない神に近いまろやかな記号のような、
そんな声がこの歌には必要だったんんじゃないかなと。
まあスーパーで聴いただけなので深くを語る資格はありませんです。