もちろんバーナムの森は動いていない。
森が、木々が動くはずはなく、ただ「動いているように見えた」だけだ。
さらに言えば「動いているように見えた」だけでは運命は塗り替えられない。
その状況を「バーナムの森が動いています!」と誰かが「言葉にした」ことがマクベスの運命を決定的にしてしまうのだ。
四国大会での芝居が終わったとき、
今年に限って私はその出来を決して口にしなかったのだが、
その時そんなことを考えていた。
私は自己評価の低い人間だが、
私の謙遜やら卑下やらに、
決して彼らを巻き込むまいと思った。
彼らは素晴らしかった。
バーナムの森は動いていない。
「ひかるちゃんのライフ・イズ・ビューティフル」を、
また素晴らしい芝居にして定期公演に載せたいなと思っている。
松山東高校演劇部定期公演
2020年3月31日(火)30日(月)すみません!!!!
17:30開場18:00開演 松山市民会館中ホール 入場無料