断捨離とか言うでしょう?
この間だいぶ靴を放出して、
あれはよい方の記憶だけど、
なんでもかんでも断捨離すりゃいいってもんじゃもちろんなくて、
後悔していることも山ほどあります。そりゃもう山ほど。
こう見えて「物道楽」なところがあって、
道具類にはものすごくこだわりがある私。
社会人になり始めの頃には引っ越し後に好きな照明器具に巡り合えず、
けっこう長いこと天井照明なしで(ほぼ真っ暗なまま)暮らしていたくらいです。(後に大変素敵なものを大変高額で購入して結婚しても使い続け実はLEDにするまでこのマンションでも使っていた。)
当時のことを説明すると、
昔のことなんでまず「通販」がない、
田舎なので好きになれる該当品がない、
ところがこちとら物道楽で雑誌やら何やらで目だけ肥えているわ、
なんなら現実世界での出現を先取りして夢見ていたものが売られるようになってきたなんてこともままある始末で、
しかしそういったこの近辺で希少なものは当時周囲の人々が「気が知れない」と思うような値段だったんですよね。
だけどこちらは「これしかない」って思うからいつも「ままよ!」と買っていました。
たとえば今では私もコタツ自体使っていませんが「40年ほど前」の「家具調コタツ」というものさえ存在してない頃に素敵なコタツを探し求めたんですね。
当時のコタツは裏返せば麻雀出来るようにするためなのか天板は緑のフェルトを貼っていて足はプラスチックという大変廉価なものが定番だったところを、
なんとヒノキ無垢のコタツを探し出し、
どえらく高い値段で購入してそれはそれは長く大切に使っていた記憶もあります。
これもこちらのマンションに来るまで使っていました。
そんな私がもう特に好きなのがキッチン用品です。
私、料理は好きではないんですけどキッチン用品だけは見ても見飽きない。
鍋とか、素敵ですよね~。
35年ほど前ですか、
「ビタクラフト」の鍋に心酔して一つずつ揃えた記憶があります。
寸胴鍋とかたぶん1個7万円以上したと思うの。
お鍋1個に7万円!(庶民なのに!)
まあ外出しない旅行しない外食嫌いで「あなたお金溜まるでしょう」とはよく言われていた私ですが、
誰にも気取られないところでこうしてむちゃくちゃお金は使っていました(し、今もけっこうそんな感じ。)
当時は「着道楽」でもあったしね。これは前回書きましたね。
話はそれましたが、
そうそう「断捨離」して後悔したものの話。
それでその一群のビタクラフトたちね、
フライパンから小鍋大鍋寸胴鍋まで、
「お鍋なんて小さいものが一つあればいいんです。丁寧な暮らし。」なんていうミニマリストさんたちの断捨離の金言に「そっかー」とホイホイ乗っかって、
全部燃えないゴミとして捨ててしまったんですよね。
後から考えるとなんともったいないことを~!
とか長いこと思ってましたけど、
なんかここに書いたら成仏したんでもういいです。