曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

小春ちゃん日和。その2。

何者にも評価される心配はないのでさあ何度でも書きましょう、

私は演技がうまいのです。

 

明日から大会、

引き続き立ち上がらない場面に自分が入って詰めていく。

今度は少しコミカルなシーンで、

私のイメージでは関取が両手を広げてにじり寄って行く感じかな?

しかし感じはわかるが私は関取ほど大きくも若くも(男でも)ないので成功するような気はしない。

けどそうも言ってられないので、

「えーっと、ちょっとやってみるね」などとぶつぶつ言いながら上手に立って、

両手を広げて腰を落とし大音声を上げてセリフを叫んだ。

どんなもんだろうか。

すると満場大爆笑である。

やれやれ成功であるかちょっと疲れたな、と演出席に戻ると隣の席で越智くんが、

「見たか!月影先生の模範演技を!」とまた言うので、

「もうそれやめて、てかみんな知らないよ月影先生、ていうか、ああ、もうしんどい、ああもうダメだ・・・」と机に伏せてしまったのであった。

ああまたやってしまった。

自分の体力以上のエネルギーを発散させてはいけないと常日頃自分に言い聞かせているというのに。

 

「還暦すぎてますからねえ・・・。」

隣から越智くんの気の毒そうな声が聞こえた。