曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

努力小出し。

私は集中力・持続力に欠ける人間で、
例えばパソコンに向かって何か仕事を始めても、ものの2分で飽きてしまう。
ハタから見ていると笑えるほどらしい。
実際何人かに笑われたこともある。

高校時代はこの性格が災いして、受験勉強には大変苦労したというか苦労しなかったというか。
つまりとうとう最後まで受験勉強することはできなかった。

毎日5分も机に向かっていられないのに、
いつかいきなり毎日7時間ほどの受験勉強を始めなければと思っていた。
毎日おなかが痛かった。
私にとって日々は常に無為に過ぎてゆくもので、
目標につながる道は存在しなかった。
しかもそれは心穏やかな日々でなく、
常に痛切な後悔を伴っていた。
これは受験だけではない。
私はそうして生きてきた。

私は今、よい芝居を創りたい。
そうして毎日そのために努力できる。
多分これは、私が一人でないからだ。
部員が努力しているからだ。
越智君がいてくれるからだ。
観てくれるみんながいるからだ。
成功も失敗も一人で請け負う活動であるならば、私は決して今ほど努力できないだろう。
たとえ目標への道は果てしなくても、
大切なのは焦ることじゃなくて、何かをし続けることなんだ。