曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

同じ「部活」に命を懸ける教員じゃないか。運動部だけが一生懸命やっているんじゃない。わかれよ。

部活に行くと、部員が一人泣いている。

あさって15日(土)は東予大会のリハーサル。
本校、土曜日は、土曜講座という補習があるため、
部員は教科担任まで公欠の旨伝えてハンコをもらいに行かなければならない。

さて、とある先生にハンコをもらいに行ったその生徒、
「リハーサルやか『練習』だろう。練習で土曜講座休むのはおかしいと思わんのか。」
とすごまれ、なかなかハンコを押してもらえなかったらしい。
「だいたい演劇は夏休みにも『全国視察』で補習休んだろう。『視察』ごときで補習休むのはおかしいと思わんのか。」
と、延々説教されたらしい。
泣かずにこらえて記念館までたどりつき、どっと涙があふれたらしい。

ご自分は運動部の顧問で、
その部の生徒は本当によく公欠で補習を休む。
いつだったか隣席のY先生が「ニューセオリー」で注意したのはこの先生で、
こちらの方こそ言いたいことを飲み込んできたつもりだったが、
向こうは陰でこんなふうに思っていたのかと思うと胃の腑が重くなった。

実は大会一週間前なら「練習」であっても補習の公欠は認められる。
また、「全国視察」権というのは、ここ愛媛県の場合、
ブロックで優勝しなければ全国に行けない演劇部門に対して、
数年前から県優勝校に与えられるようになった、
血のにじむような努力で手にする権利である。
そして何より、
演劇の「大会リハーサル」というものがどれほど重大な意味を持ったものであるか。

何重にも間違っているその指導に対して、
感情的にならずに話せるだろうか。
それとも話さない方がいいのだろうか。

それから3時間ほど練習した。
芝居はとてもよくて、
気分はだいぶ晴れた。