曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

なんという勘のよさ。

昨日私だけが見ていた光を、
一晩のうちに犬と猫が身につけてやってきた。
小論指導に時間をとられ日もとっぷり暮れてからたどり着いた記念館で、
少しだけ見て帰ろうと思いながら、
ついつい引き込まれてしまう。

なんという勘のよさ。
なんというストレスのない演出。
昨年度、ここまで練習が楽しいのは何年ぶりかと思ったが、
それよりさらに自由な身体。
明日は通しだ。
決定稿を渡したのは蝶の生まれた日だったから、
あれから二日で通せるのだ。

考えがすらすらとまとまる。
この脚本はこうなりたかったんだ、と思う。
毎年もう今年こそはだめだと、
もう許してくださいと泣きそうになりながら、
毎年この芝居が今までで一番好きかもと思う一瞬に出会える。
明日は越智君が来る。