曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

小論文指導中。

後期試験の小論文指導をしている。
前期の発表があると、
当然のことながら、
合格した者はもう小論文の指導はいらなくなる。
私に用はなくなるわけだ。
「明日発表なのね?じゃあ明日もし私に用があるなら〇〇時にいらっしゃい。」
そして〇〇時前になると、
どうか来ませんようにどうか小論文の指導が必要でなくなっていますようにと祈る。
菓子折りを持って走って来て「合格しました!」と言う生徒もいる。
その時間に現れない生徒もいる。
でも〇〇時きっかりに、
原稿用紙を携えて「失礼します」とやって来る生徒もいる。
通ったとか落ちたとかそんな話は一切しない。
でも午前中に落ちてその数時間後にここで指導を受けているのだ。
その胸の内を思うと切ない。
人生のギリギリの場面に立ち会っているんだなと思う。