曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

おしゃべりな…。

放課後ミニコンサートの練習をしていたとき夕日がいい感じで差してきた。
S川がハーモニカを吹いていたTマに、
「Tマあっち向いて。」
と夕日の方を向かせた。
そのままハーモニカを吹くTマ。
「あームカつくわーかっこええわTマー、ええよもう。」
とか言っていた。
最近Tマがモテるのがけっこう「ネタ化」している感じである。
TマはTマでいつだったか、
「オレ遺伝的に絶対ハゲるんよねー、そんじゃあ今を楽しむしかないっしょーってことで。」
とか言っていた。
高校生男子の悩みというのも傍からは伺い知れないもののようで、
「でもオレは諦めてないよ、大人になるまでにハゲの特効薬とかできるかもしれんやん。オレは○○(←S川のこと)と違ってポジティブやからね!」
S川はそりゃもうものすごくネガティブで、
私は実は彼の気持ちはよくわかるんである。
それに比べてTマの明るさ。
ほっとくといつまでもしゃべり続けるのがTマである。
ある時とうとう、
「あんたほどよくしゃべる男を私は今まで見たことがないわ!」
と怒鳴ってはっと気がついた。
「いや待て、いたわ。」
いた。
そう感じたことが、確かに今までにあった。
・・・「ヤンキー」である。

晴れてバイトも辞め、
芝居だけで食ってるらしい。
ヤンキー、懐かしいなあ。