曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ブラック?

本日金曜も19時頃になって隣の席のA子先生が、
「じゃ、これから漫画喫茶に籠って仕事してきます!」
とバッグを両肩に一つずつ掛けた。
「これから!?」
「だって明日は部活で出張ですし!」

土日は溜まりすぎた仕事を片付け、
そしてなるだけ翌週の仕事を先取りして翌週にヘバらないために使うんである。
そうでない教員もそりゃいるのかもしれないが、
私と私の周囲はけっこうそうしているような感じである。
ホントにみんな「いつのまに!!」って思うようないい仕事やっててたまに驚く。
学校にいる間はそんなことやる時間ないんだから見えないところでやってるわけだ。
昨年から急に電子黒板が導入されて、
あれば便利だが板書のパワポは凝ろうと思えばどこまでも凝れる。

残って仕事するのもいいけど、
勤務時間を過ぎると事務室は電話を取ってくれないので、
職員室に直で外部からの電話が来る。
それ取ってると自分の仕事にならないんで私は家で仕事する。(A子先生は漫画喫茶で仕事する。)
「気がついたらゴールド会員になってしまっていました!」
だそうである。

秋になって日の暮れるのも早くなった。
とっぷり暮れた中、正門を出ると、
誰かがささっと走り出て来て私を追い越して行った。
ニヤリと笑って振り向いたその青年は、
なんだ同学年のH先生ではありませんか。

「土日はずっと仕事ですか?」
「いやそれが僕ちょっとこの土日は用事があるんですよね。」
「そうなんだ。」
「来週は明けから厳しい一週間になりそうです。」
「そうだねえ。がんばろう。」
「失礼しまーす。」

この仕事キライじゃないとこだけが救いである。
働き方改革とか言ってるから、
しばらくしたらこの職業もなんかどうにかなっているのかもしれない。
でも私が勤めてる間はなんだかこのままなのかもしんないのであった。