曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

たらたらしゃべっています。

授業で俳句を教えていて、
この山口誓子という人は最近まで朝日新聞の俳壇の選者とかやっていらっしゃいましたね最近と言ってももう20年ほど前ですか、
と言うと生徒たちがちょっと驚いた顔をして先生20年前は最近じゃないです的なことを言うので、
だって私が小学校だかで教科書に出ていた人がですよ大人になってもまだ生きて活躍してたんですからそこにびっくりしたわけですよ、
ということでそのことは忘れて授業を進める。
さてそこの交差点のところに本校の前身である松山高等学校の石碑があって通るたびに「青春・友情・希望ーここに存在せし一切のものの不滅を信ず」というその碑文をなんて気の利いたことを言う卒業生がいたものだろうと驚いていたらつい先日、と言っても1年か2年前ですが、
と言うと生徒がまた息を飲んだような風情で不満を訴えている、ので、
いや1、2年前は先日でしょう、
と言って続きをしゃべっていると生徒たちのヤレヤレといった気配を感じました。
15、6年しか生きてないから少しの時間を長く思うんでしょうけれども、
そのつい「先日」、
お茶の水大学名誉教授の方が講演の中でその碑文は卒業生だった父・「中村草田男」のものですと言ったもんだからびっくりしたんだよとそこ聞いてほしいよね。