「いったいいつになったら休めるのか」と思いながら35年以上学校に勤めてきた。
毎週土日が休みと決まっていれば「あと3日すれば休みだから」などと思いながら我慢もできるが、
部活やら補習(EASTUP)やら模試監督やらで、
特に大会前には数か月休みがないこともしばしばあった。
これはこれから改善されていかなければならない問題だと思うし、
方向性として少しはマシになって来ているんじゃないかと思う。
さて定年退職して現在「水曜に授業がない」という勤務形態です。
そこで私の思考にどういう変化が起こったかと言うと、
なんと仕事をしているどの時点で仕事が嫌になっても、
「最悪でもあさってには休み」と思える事態になったわけです。
たとえば、
月曜日「行きたくないけどあさってには休みだから学校行こう。」
火曜日なら「明日は休みだから今日だけがんばろう。」
水曜日「フー。今日休み。」
木曜日「行きたくないけどあさってには休みだから学校行こう。」
金曜日なら「明日は休みだから今日だけがんばろう。」
みたいな感じ。
どうですか、「水曜が休み」なだけでこのサイクルですよ。
目からうろこが落ちますね。
高校生もこのサイクルなら不登校の子も減るんじゃないかな。
不登校生徒の少なくない割合の者はエネルギーが不足しているんじゃないかと思う。
不足というか度を超えたエネルギー放出を前提に世界の歯車が回っていて疲弊し続けていくというか。
手持ちのエネルギーに合わせてゆっくりと丁寧に目の前のことを片付けながら進んでいきたい、それなら好きだと私はずっと思っていた。
私のような生徒もいるんじゃないかな。
とか言いながら今でもけっこう水曜土日も出て行かざるを得なかったりはしているのだな。
世界は元気な人を基準に設計されている。