曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

私がめげてる場合じゃないよな。

「今『関心がない』と言いましたか?」
「考えてもしかたがないからね。」
「『病気に関心がない』と。自分のこの病気に。この病状、この展望で、一日中家にいて。」
「自分でもどうかしてると思うけど、ほとんど病気のことは考えない。一日に1時間も考えてないと思う。」
とテレビの部屋の住人が言った。

これまでにもそうじゃないかと思われるフシはあったがやはりそうであったのか。
「完全理系」と人が言い、自分も言い、私も思うが、さすがにここまでとは思わなかった。
今日は私が入手に成功した東大理系の入試問題を、
動きにくい手で読めない数字を書きながら無心に解いていた。
その彼がほんの時折あまりのダメージに沈む、
その1時間弱、
その言葉はあまりにも重くて、
私の方は簡単に長い間打ちのめされてしまうのだった。