曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

「トーマ」。

ケンシロウ」という名の生徒がいてその名前を呼ぶのがなんだかヘンな感じだというようなことを、
7、8年前にここに書いたことがあると思うけど、
今、「トーマ」がいる。
この10月、演劇部に「トーマ」が入って来た。
もちろん今回私が思い浮かべるのは「トーマの心臓萩尾望都)」「11月のギムナジウム(同)」「出口なし(三谷幸喜)」である。
「いい名前ですね。どんな字を書くの?」
「ええっと、普通の『トーマ』です。」
(漢字でした。)
いつだったかナカムラ先生のブログに、
「シオン」という名前の登場人物が出るととたんに芝居がダメになる、
というようなことを書いてあって一人大笑いしたことがあるんだけど、
それから数年後、私「シオン」を教えたんですよナカムラ先生。(漢字でした。)
まあ本物の人間に名前をつける人たちというのが私たちより若い人たちになっちゃってるんだからそうなってもおかしくないか。
さて「トーマ」の家は音楽一家で(というわけでハーモニカも吹けるわけだ)、
今度両親と一緒に市民オペラ「カルメン」に出演するんだそうである。
S川は同学年の「トーマ」たちが入って来て本当に本当に嬉しそうだ。
高校時代は恋人よりも友だちが必要なんだろうなあと彼らを見ていてしみじみ思う。