曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

冬の月。

12月に入って徒歩通勤できています。
こちらも昨日から急に冷え込みました。
寒いは寒いけど、
寒いから倒れないというか。
帰り道、
凍るような風を受けながらマンションを見上げると、
ふと私はなぜ今ここにいるんだろうと思いました。
もうすぐ満月。
冷たい風が雲を流して冴えた月が街を照らします。
部活で「さよなら小宮くん」を観たのでした。
あの芝居をしていた頃、
自分が何年か後ここにこうしているなんて思ってもみなかった。
あああの頃つらかった。とても。
でもあの芝居はなんて楽しそうなんだろう。
あのメンバー、
あの練習、
あの頃楽しかったんだ。
そして今、
つらいつらいことは毎日あるけど、
後から思い出したら今この時こそきっとかけがえのないものだろう。
たとえば童話の「きつねの窓」のように、
帰りたくてももう二度と帰れないこの奇跡の世界に、
私は今平然と暮らしているんだな。