曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

デキるK菜子。

6限目の現代文を終えると、
それまで授業を受けていたK菜子が教卓前までやって来て、
「明日までのタイムスケジュール作ってみたんですけど。」
と言う。
K菜子は副部長で舞台監督、
明日は校内公演だ。
「今日の練習は何をしますか?」
「ラスト付近の小返しときっかけ合わせ、あと音響を設置して、」
「音響設置と暗幕と客席は明日やる時間がないので先にお願いしたいんですが。」
「ああそうだね。じゃそれを先に。」
「それから明日7時45分集合でお願いできますか?朝柔軟で。」
「ああそうだね。」
「昼に発声やります。」
「ハイわかりました。」

こいつは本当にデキる女である。
当たりが柔らかくてぬかりがない。
先般春フェスで私が集合に遅れたとき(←内緒だ)、
「ああ解散前に私が(先生に)集合時間を確認していれば!」と嘆いたという逸話がある。

「…きみ、顧問より顧問らしいな。」
「いえそんなことは。」

愛想笑いもナチュラルです。