曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

2年に1度。

2年に1度ほどブチ切れることがあって、
先日の授業中それが来て、
それも覚えている限りで一番怒ったかもしれないという事態である。
隣のクラスも隣の隣のクラスもどよめいていたらしい。
O田先生も「いや僕は初めて聞いたなあ先生のあんな声は。」とかおっしゃっていたし、
自分でもなんというか火だるまみたいなことになっていたと思う。
あんなに怒っている女を言っておくが私自身は見たことがない。
一番気の毒なのはちょうどその教室に見学に来ていた二人の実習生である。
教え子なんだけどもちろん私がそんなに怒ったのは見たこともないし、
後から「私が授業しやすいように注意してくださったんですね。」とか言ってたけどもちろんそんなことないし、
私はみじんも後悔していないけど教育実習中とんだものを見せてしまったのかもしれない。
しかし翌々日にくだんのクラスに授業に行くと、
黒板はいつもよりきれいに消されていたし、
チャイムの前にみんな席に着いていて、
予習も全員きちんとしている。
前時の復習をしながら、
「まあ私も前の時間何を教えたか覚えちゃいないんですけどね。」と少し笑うと、
みんな共犯者のようにむふふふふふふふと笑うのであった。
長い教員生活こんなこともあるのであった。