曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

「曽我部マコトの言わせていただきます!」

「迷ったら行け」のT先生から、
「~させていただきます」って言葉、変ですよね、と振られた。
前述の通り、T先生も私も国語教師である。

「変ですよ。ものすごく変です。」と私は答えた。それから、
「『させていただく』ってどういうことですか、要するに『する』ってことじゃないですか。無駄に謙虚、よくないことです。」と続けた。
T先生も満足そう。

これは決してT先生に媚びたわけでなく私は本当にこの言い回しが嫌いなのだ。
確か村上龍も何かの小説で書いていた。
私はこの言葉を使う者の心根が嫌い。
「誰だかわかんないけど誰かに敬意を払ってます」という免罪符のためだけに使われる敬語、
たかだかつまらないあんたのその行動のごときを「誰かの許可」を得なきゃやれないのかやっちゃいけないのか許可を取ることが世の中でそんなに大切か。
そんな言葉を使う頭の悪さが大嫌い。
特に「言わさせていただきます。」とか言われると、私の理解のサーモスタットは切れる。
(「させる」を未然形がア段になる動詞につけてんじゃねえよ!)

さてこのブログタイトルは、越智優がつけたものである。
「曽我部マコトの言わせていただきます!」
ものすごく気にいらないと思うでしょう。
しかし意外と私は気にいってる。
なぜと言うに、
無駄吠え感が自分にぴったり。
これほど嫌いな言葉が似合う自分が本当にむなしい。

ちょうど昨日越智から、
「ブログのタイトル変えましょうか?」と言われた。
何に変えるのか聞くと、
「曽我部マコトのもっと私を甘やかして!」だそうだ。
ホント変えなくていいから。