曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

クラスマッチが雨で流れた。

早朝7時から自主練習をして、
1時間ほど汗を流してSHRに出てみたら、
「雨が降っているのでクラスマッチは中止です。」
と言われたのだそうだ。
1限目の私立文系クラス。

放心した生徒、
いかにこのクラスマッチに賭けていたかを私に訴える生徒、
掃除用具入れにはティッシュをまるめたてるてる坊主がいくつもぶらさがっていて、
教室中が怨念に満ちている。

小テストをして漢字プリントを始めると、
さすがに生徒も諦める。
けれども漢字を書きながら、
やっぱり近所で話し合う。
「もうな、みんなでスポーツとかすることや、一生ないんやって。」
「サッカーやかな。」
「大学とか行ったらあるかもしれんけど、オレら、もうこれで最後やったんやって。」
「大学行ってもクラスマッチあるんかなあ?」
「いやないやろ。」
「オレ土日ええよ、土日クラスマッチやったら来るよ。」
「今ごろ6組に勝っとる頃やなあ。」
「いやまだハーフよ。」
「オレら優勝するんやったのになあ。」

私はもちろんクラスマッチを嫌いですが、
ここまで好きならやらせてやりたいものだ。
明日がスコーンと晴れたりしないかしら。