曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

私立文系現代文本日の授業。

「『山椒魚』の作者、井伏鱒二さんが亡くなられたのはついこの間のことだと思っていましたが、平成5年、もうずいぶん昔のことになってしまったのですね。新聞の一面に出ていて衝撃を受けたものでしたが、ああ、みんなは生まれてなかったか。」
「生まれとったよ!」
「先生オレらを子ども扱いせんとって!」
「もう5歳やん!」
「ああ生まれていたとしても、井伏鱒二が死んだのは知らなかったでしょう。」
「知っとったよ!」
「えええー? でも5歳でしょう? いややっぱ知らんやろ。」
「知っとった!」
「オレは知らんかったけど、オレの友だちのヤツが、なんか新聞見たーとか言うて、『おい、マスジ死んだんやって。』って。オレに。」
「・・・いやウソやろ。」
「ホントホント!」
「オレら、マスジのファンやったもん。」
「なあ。」

・・・マスジて。