曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

東予大会まで1週間。

東予大会までちょうど一週間となった。
一日練習できるのも今日が最後。
朝から丁寧にすべての場面を見ていく。
何に疲れるのか、昼休みは畳部屋でぐっすりと眠り込んでしまった。

まだセリフが跳ぶシーンが何箇所か。なのに、芝居になっている。
練習を始めて間がないのに芝居になるということは、生徒に地力がついているということだ。
ここ最近なかった現象だ。
ここ数年間、セリフが入ってからの練習に本当に苦労した。感情がない。セリフを歌う。動作と感情と言い回しと、すべてを手取り足取り教え込んで、それが身に付かず舞台で馬脚を現してしまう、そんなことを繰り返してきた。ああ諦めずに練習してきてよかった。才能の開花に出会えるということは、教師としての喜びの、かなり上の方に位置する出来事だ。

スタッフの「マリー」が、「先生、お話があるんですけど。」と言ってきた。
聞けば学校を休んでいる1年生部員の心配をしているのだった。
あんた顔までかわいいのにそんなに性格よくてどーすんの、と、ちょっと思った。